2012年12月31日月曜日

あのとき始まったことのすべて

心のなかの記憶の湖に沈んでいるキラキラした記憶。
色あせることはないと信じて疑わなかった思い出も、湖の底に沈んで手が届かなくなる。
ふとしたはずみで浮かび上がってきて、未熟な心を揺らす。
大崎善生の『パイロットフィッシュ』でも感じたことは、この『あのとき始まったことのすべて』にも共通する点がある。
人の記憶の切なさと輝きが描かれている気がした。
こういう小説に出会うと、「自分は過去に縛られてる」と自己嫌悪に陥っている自分の大きな救いになる。

あのとき始まったことは、きっと何かに繋がっている。
あのときの自分が起こした小さな風は、きっといつかハリケーンのように大きな流れになる。

自分にとって大きな転機となったこの一年の最後に、こんな素敵な小説に出会えた事に感謝。

あのとき始まったことのすべてあのとき始まったことのすべて
(2010/03/26)
中村 航

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2012年12月22日土曜日

100回泣くこと

冒頭から病気の犬が出てくるから覚悟して読み進めてたけど、予想通りの涙。

少し後でもう一度読も。

100回泣くこと100回泣くこと
(2005/10)
中村 航

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2012年12月17日月曜日

図書館革命

図書隊シリーズ四作目にして最終話。

著者が自分は思いつきでストーリーを書き上げていくタイプの小説家であると言っていたが、伏線も綺麗にまとめ上げられていて、とても納得感と満足感のある面白いシリーズだった。

恋愛成分が多めらしい「別冊 図書館戦争」シリーズには手は出さないつもりではあるが、図書隊のメンバーに会えるなら読んでみてもいいかも。
個性的で魅力的な図書隊員に感謝。面白かった。

図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)
(2011/06/23)
有川 浩

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2012年12月6日木曜日

FINE DAYS

短編小説は、なかなか入り込めないから苦手だと思った。
もっと深く入り込みたい素敵な4つのストーリー。
今度からは短編小説を積極的に選んでみようかな。

FINE DAYS (祥伝社文庫)FINE DAYS (祥伝社文庫)
(2006/07)
本多 孝好

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2012年12月3日月曜日

2012年11月の読書メーター

読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2321ページ

■砂漠 (新潮文庫)
読了日:11月1日 著者:伊坂 幸太郎
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html

■図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
読了日:11月11日 著者:有川 浩
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_11.html

■重力ピエロ (新潮文庫)
読了日:11月13日 著者:伊坂 幸太郎
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_13.html

■きのうの世界
読了日:11月19日 著者:恩田 陸
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html

■図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
読了日:11月28日 著者:有川 浩
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_27.html

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

2012年12月2日日曜日

図書館危機

シリーズ三作目。

前作「図書館内乱」よりはスカッとするシーンが多くて、しかも読みやすく一気に読了。

さすがに登場人物が増えてきて、誰だっけ?って人も出てきたり。
次回作が一応の最後?「図書館革命」楽しみ。

図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)
(2011/05/25)
有川 浩

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2012年11月27日火曜日

図書館内乱

安定して面白かった。
「~戦争」と比べると、スカッとする要素が少なくて物足りない気持ちもありながらも、最後まで飽きずに読みきれた。

次はなんだったっけ?「~危機」だったかな?
図書館から取り寄せ完了の連絡入ったので取りに行かなくちゃ。

図書館内乱  図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
(2011/04/23)
有川 浩

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2012年11月19日月曜日

きのうの世界

う~ん。。。

う~ん。って感じ。

伏線を回収してないからモヤモヤが残る。
伏線というよりも、物語のけっこう重要と思われる部分なんだけど、それがなんの回収もされずに終わっちゃった。
なんか腑に落ちない終わり方だった。

ミステリー・推理小説好きには絶対にオススメできない。

きのうの世界きのうの世界
(2008/09/04)
恩田 陸

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2012年11月13日火曜日

重力ピエロ

最近、伊坂幸太郎さんの作品が多い。
放火と落書きと遺伝子の物語。

「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」


重力ピエロ重力ピエロ
(2003/04)
伊坂 幸太郎

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2012年11月11日日曜日

図書館戦争

キャラクター同士のやり取りに笑えるシーンもたくさんあったが、主人公の郁の言動になかなか共感が生まれず物語に入り込みにくかった。
内容は、あり得ない世界観を楽しむ。そこはすごく楽しかった。
図書館により一層愛着が湧いたかな。
あと五冊も出ているので、良化委員会の検閲に引っかかる前に読んでみよっと。

図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
(2011/04/23)
有川 浩

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2012年11月1日木曜日

砂漠

西嶋を推さざるをえない。西嶋イケメンすぎる。

とにかく面白かった。もっと読んでいたい。

砂漠 (新潮文庫)砂漠 (新潮文庫)
(2010/06/29)
伊坂 幸太郎

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2012年10月29日月曜日

グラスホッパー

三人の主人公の視点から描かれる「殺し屋」小説。

「人殺しの業界」の間で繰り広げられる追いかけっこ。
復讐・対決・名声、それぞれがそれぞれの思惑のもとに「押し屋」を追う事となる。

話の見せ方が面白く、のめり込むように読み進めていけた。
見せ方の手法については本書のあとがきに書いてあるのでご一読あれ。

グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
(2007/06/23)
伊坂 幸太郎

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アジアンタムブルー

二人の間に存在する隙間。
それがあるからこそ、僕たちはそのことに思いを馳せるのではないだろうか。

君が幸せだと言う。だから僕も幸せだ。

前作「パイロットフィッシュ」につづく恋愛小説。
切なくも、強く優しく幸せな気持ちになれた。

アジアンタムブルー (角川文庫)アジアンタムブルー (角川文庫)
(2005/06/25)
大崎 善生

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2012年10月24日水曜日

イムリ 12 (ビームコミックス)

待ちに待った12巻!!
物語は一気にイムリとカーマの戦争に舵を切っていく。

道具の秘密があきらかになっていき、イムリたちも来るべき戦争に自ら進んで行くかのように団結していく。

囚われのミムリの夢を頼りに、着実にデュルクに近づく覚醒者ミューバ。そしてそのミューバの考える恐ろしい計画。

戦争の先に待っているのは希望か絶望か。

「悲しみが、憎しみが、怒りが、世界を覆う。それでも、その小さな掌の中に光はある。」

イムリ 12 (ビームコミックス)イムリ 12 (ビームコミックス)
(2012/10/25)
三宅乱丈

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2012年10月23日火曜日

パイロットフィッシュ

「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない。」
こんな言葉から始まるこの作品には、とても共感でき、切なく優しい気持ちにさせる言葉がたくさん詰っている。

「こうやって無防備に時間は流れていく。幸せなときもそうでないときも、あまりにも無防備に。そして流れてしまった時間は、突然に音をなくしたこの水槽のように心のなかの奥深くに積み重なって、どうしようもないくらいに積み重なって、やがて手に取ることもできなくなってしまうのだ。」

「君がたとえ僕の前からいなくなったとしても二人で過ごしていた日々の記憶は残る。その記憶が僕の中にある限り、僕はその記憶の君から影響を与え続けられることになる。(中略)これまでに出会ってきた多くの人たちから影響を受け続け、そしてそんな人たちと過ごした時間の記憶の集合体のようになって今の僕があるのかもしれないと考えることがある。」

心の奥深くには湖のような場所があって、そこにはとりあえず必要がなくなって放り込まれていった時間の記憶が沈んでいる。だけど何かの拍子にそれは浮かび上がってくる。
それに手を伸ばしても、沈殿している過去を二度と手に取ることはできない。しかしそれは自分の中に確かに存在している。

自分という過去の記憶の集合体に、この先どう向き合って生きていくべきか。
すこしヒントがもらえた気分です。

パイロットフィッシュ (角川文庫)パイロットフィッシュ (角川文庫)
(2004/03/25)
大崎 善生

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2012年10月22日月曜日

イン ザ・ミソスープ

背筋に嫌な汗をかく。そんな感じの物語だった。
殺人の描写の凄惨さよりも、自然と街に「ミソスープの中の、わけの分からない具」のように溶け込むフランクの不気味さが、身近な場所にも潜む狂気のようで気持ち悪い。
久しぶりの村上龍だったけど、とてもスリリングで面白い小説だった。

イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)
(1998/08)
村上 龍

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2012年10月16日火曜日

夜のピクニック

とても面白かった!!

物語の背景は、高校生が学校の行事で夜通し歩くだけなんだけど、そこに絡んでくる登場人物や、細かいエピソードが、親近感がわくというか想像しやすく、物語にすんなり入っていける。

寝なきゃいけないって思いながら読むのを止められず、結局最後まで一気に読みきってしまった。

名作青春小説でした。

いや~、読書の秋っすなぁ。

夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
(2006/09)
恩田 陸

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2012年10月14日日曜日

地下鉄に乗って

「日輪の遺産」に続いて浅田次郎著の作品二本目。

最後の展開は寂しすぎて辛すぎる。だけど、それまでの過程はグイグイ引きこまれていく。
あと、自分たちの暮らす地上とは違う地下にめぐらされた地下鉄への興味も湧いてきた。
確かに子どもの頃は、地下鉄にワクワクしたなぁと。

地下鉄に乗って (講談社文庫)地下鉄に乗って (講談社文庫)
(1999/12/01)
浅田 次郎

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2012年10月3日水曜日

「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。

ある大学でこんな授業があったという。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。
壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」
そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。
そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。
そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」学生は答えられない。
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれでいっぱいになったか?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。
教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、 いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、
大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事なんだ」
君たちの人生にとって”大きな岩”とは何だろう、と教授は話し始める。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり・自分の夢であったり…。

ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、
君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。


有名なコピペだけど、印象に残る好きなコピペ。

2012年9月14日金曜日

勉強勉強。

試験が近づいてきているので、読書は一休み。

まだぜんぜん勉強してないんだけどね。

2012年8月28日火曜日

美丘 (角川文庫)

初めてかもしれない。
悲しくて読み進めるのが嫌になって、それでも先が気になって、無理やりにでも嗚咽混じりに読んだのは。

お互いが燃え尽きるような恋。

導火線のように、火がついたら止めることも出来ず、そして、必ず終わりがやってくる。
そんな激しく眩しく燃え尽きる恋。

主人公の太一のように、すべてを捧げる覚悟に尊敬と憧れ。
そんな風に真っ直ぐに生きていきたい。

美丘 (角川文庫)美丘 (角川文庫)
(2009/02/25)
石田 衣良

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2012年8月27日月曜日

WILL (集英社文庫)

「MOMENT」の続きにあたる本作。
「MOMENT」は死を目前にした人たちの想いが綴られていて、この「WILL」では、死んでいった人たちが残したもの、残していった意思が綴られている。

そして、前作の主人公と今作の主人公との恋の行方。

どのエピソードも心温まるストーリーで、恋の行方も、未来の想いも、暖かく心に染み込んできて、最初から最後まで心を揺さぶられながら、最後の数ページでは涙をこらえながら読んだ。

とても面白く、感動し、生きている人間の強さを痛感する、とても面白い小説。

「MOMENT」「WILL」続けて読むべし。

WILL (集英社文庫)WILL (集英社文庫)
(2012/03/16)
本多 孝好

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2012年8月19日日曜日

日輪の遺産 (講談社文庫)

思いもよらぬ話の展開に、最後まで集中して読み切る事が出来た。
最初は戦争中に隠された財宝を探し当てるだけの物語かと思ったら、そうではなく、次第に登場人物たちの生い立ちや感情に共感し始め、もっと大切なモノに気付く。
戦争の影に打ちのめされ、それでも希望を持って生きていく。

名作と言われるだけあってとても面白い小説だった。満足。

日輪の遺産 (講談社文庫)日輪の遺産 (講談社文庫)
(1997/07/14)
浅田 次郎

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2012年8月6日月曜日

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

解説/又吉直樹と書いてあったので思わず購入。

内容はドーンと暗く、元孤児の刑務官が、死刑確定の迫る未決囚とのやり取りを経て、自殺した友人の記憶、自分の中のカオスと向き合いながら、死刑制度や生と死に希望を問いかける。


又吉さんも取り上げていた、恩師の言葉。

「これは、凄まじい奇跡だ。アメーバとお前を繋ぐ何億年の線、その間には、無数の生き物と人間がいる。どこかでその線が途切れていたら、何かでその連続が切れていたら、今のお前はいない。いいか、よく聞け」
そう言うと、小さく息を吸った。
「現在というのは、どんな過去にも勝る。そのアメーバとお前を繋ぐ無数の生き物の連続は、その何億年の線という、途方もない奇跡の連続は、いいか?全て、今のお前のためだけにあった、と考えていい」


なんか、重いテーマの話の中で、ふっと心が軽くなった気がした。

落ち込んだり躓いたりした時に何度も読むことになりそうな本です。

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)
(2012/02/17)
中村 文則

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2012年7月31日火曜日

僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)

楽しくて、悲しくて、美しい。一気に読んでしまった。

許されない恋なんだけど、希望を持てる。
切ないけど、何となく大丈夫と思えるような希望。

不倫という本来ドロドロしてそうな題材なのに、二人の恋がとても爽やかで未来を感じさせる。
そしてそれが、より一層二人の距離を意識させる。
だけど、二人が決める決断に嘘はないだろうし、きっと大丈夫と思える。

その後の二人の決断を知りたいような、知りたくないような。

とても面白い物語でした。

僕の好きな人も、よく眠れてますように。

僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)
(2011/01/25)
中村 航

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2012年7月30日月曜日

MOMENT (集英社文庫)

想像してたのとはちょっと違った。
死を直前にした患者が「必殺仕事人」に依頼する仕事の内容が、思いのほかディープだった。

もちろんこの後の「WILL」もゲット出来たので続けて読もう!と思ったら、永源寺に忘れてきちゃったので一旦おあずけ。

感動とか涙と言うよりは、死の直前に現れる人間の本性に深く考えさせられる本だった。

MOMENT (集英社文庫)MOMENT (集英社文庫)
(2005/09/16)
本多 孝好

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2012年7月23日月曜日

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

続けざまに読了。

割りと短篇だったので、アポの谷間に読んでたらすぐ読み終わった。

帯の煽りの通り、最後の3ページは涙腺を刺激された。
「何でも自分で決める。そしてそれをやり遂げる。」という魔女の修行を続けていくうちに、生命力を回復していき成長していく少女。
そして、魔女との永遠の別れ。
ウルウルしちゃいましたよ。
自分で決める魔女の生き方は、これからの自分の人生を考え直させられるようなスパイスになった。すごく良い話だった。

自然の中で暮らしたい!!

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/07)
梨木 香歩

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ただ、主人公の少女の名前が個人的にどストライクすぎて、色んな意味でドギマギしながら読んだのは内緒である。

終末のフール (集英社文庫)

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。

全人類に平等に残された時間。
その残された時間で人々は何を想い、どう生きるか。

全八篇の短篇集で構成されており、同じ街に住む、異なる主人公たちの、それぞれの幸福を描いたフィクション小説。

自分だったらどうしただろう。
パニックになって自暴自棄になって、早死する一員となるだろうか。
毎度のことながらケ・セラ・セラで、今よりもっと自分の楽しみを追求できているだろうか。
そんな「明日世界が終わるとしたら…」的な、if~の世界に自分を投影してみるのも、自分を見直す為にも、たまには必要なのかもしれないです。

心のリフレッシュになりました。

終末のフール (集英社文庫)終末のフール (集英社文庫)
(2009/06/26)
伊坂 幸太郎

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2012年7月20日金曜日

彼女は存在しない(幻冬舎文庫)

新聞の広告欄で煽られてたので、古本屋でゲット。
久しぶりに叙述トリック。やっぱり叙述トリックは面白い。

叙述トリックだと分かってて身構えながら読んだけど、最後のドンデン返しにはいつも感動させられる。

個人的には「ハサミ男」や「ルームメイト」の方が好きだけど、コレはコレで凄く面白かった。
ちょっと最初から読み直してきます。


彼女は存在しない (幻冬舎文庫)彼女は存在しない (幻冬舎文庫)
(2003/10)
浦賀 和宏

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2012年7月1日日曜日

対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門 2回目

前回読んだときは、ちっとも理解できなかった。
時間かかったけど、なんとなく理解できたかな?ってくらいに読めた。

自己と対象、container-containedの概念。
もっと深く考えてみたい。
頭の訓練みたいになってきた。

対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門
(1996/03)
松木 邦裕

2012年5月2日水曜日

「甘え」の構造



有名な本なんだけど、どうも著者の何でもかんでも「甘え」に繋げようとするこだわりが、読めば読むほど強く感じるようになって、試験勉強も有るので途中で読むのを断念。
1971年刊行と言うことで、書かれた時代背景も考慮しながら読んでいくのがなかなか難しかった。

結局のところ、まだ自分には早かったか。

いつかリベンジ。

2012年4月21日土曜日

男は女のどこを見るべきか (ちくま新書)

以前読んだ女は男のどこを見ているか (ちくま新書) の続編。

女性の思考の傾向をズバッと論じていて、もちろん万人に当てはまる理論ではないでしょうが、共感できる部分が多々あった。

男性が読めば女性不信に、女性が読めば怒り出す。そんな毒がズラッと並んでる記述が多いですが、男性には意味不明と思える女性の言動・行動の意味・裏付けが見えてきて、女性も自分の気づいていなかった行動を客観視出来る。そんな本です。

「白」か「黒」か、「好き」か「嫌い」か、「快」か「不快」かという二分法的な思考に基づいた行動の特性。
自分の感情を大切にして生きる女性と、感情を抑えてでも社会や秩序に適応したいと思う男性。(もちろん万人に当てはまるわけでは無いですが。)
男性は、女性のそんな意味不明で神秘的な所に魅力を感じるんです。

性差や個人差があるから人づきあいは面白い。

面白い本なので、興味が湧いたら是非!

男は女のどこを見るべきか (ちくま新書)男は女のどこを見るべきか (ちくま新書)
(2004/09/07)
岩月 謙司

2012年4月18日水曜日

対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門 1回目

とりあえずさわりだけ読んで、頭がこんがらがったので少し休憩。

まだまだ理解できましぇん。だけどまだまだ読みたい。

違う本読んでもう一度読み直そ。

対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門
(1996/03)
松木 邦裕

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2012年4月17日火曜日

ブログ引越しテスト

FC2ブログから引っ越してみた。
Googleのアカウントにまとめた方が都合が良さそうな悪そうな。
よく分かんないけど引っ越してみた。

そんなこんなでテステス。

2012年4月13日金曜日

パーソナリティ障害がわかる本―「障害」を「個性」に変えるために

自分が治療者になるとか、支える側になるのが目的ではなく、自分を見つめなおす為に勉強し始めた『パーソナリティ』について。

この岡田尊司さんのパーソナリティ障害に関する本を読むのは三冊目。
境界性パーソナリティ障害パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するかでの内容と被る記述はあるが、とてもいい勉強になった。

自分が当てはまってると思う「演技性パーソナリティ」を、パーソナリティ障害ではなく、パーソナリティ・スタイルとして昇華し、自分の魅力にする。
サブタイトルにもあるとおり、「障害」を「個性」に。
「妄想性」も「依存性」も。

先日のパワーゾーンの花見の時にも、ついつい熱く喋りまくってしまい、それはそれでストレス発散になって凄く助かったんだけど、喋ることが目的になりすぎてたりして反省する点もあったり。

そして、自分探しの一環として応募したあるもの。
「浦沢直樹のMONSTER全巻」を当てたことがあるクジ運で、今回も見事に当選しててほしいなぁ。
当たんなくてもいいから始めたい!ってくらいウズウズしてる。
なんか新しい自分が見つかりそうな予感。


パーソナリティ障害がわかる本―「障害」を「個性」に変えるためにパーソナリティ障害がわかる本―「障害」を「個性」に変えるために
(2006/05)
岡田 尊司

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2012年4月6日金曜日

離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告 (光文社新書)

結婚三組のうち一組は離婚してるらしい。
しかし、「夫婦の別れ=親子の別れ」ではない。
単独監護から共同監護へ。
臨床心理士の著者の目から見た、日本の離婚事情の改善すべき問題点を説いてくれる。

離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告 (光文社新書)離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告 (光文社新書)
(2010/02/17)
棚瀬一代

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2012年4月5日木曜日

境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)

先日パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)の続きの本。
現代人に急速に増えている心の問題。
誰の身にも降りかかる。そして、誰もが必ず回復する。
境界性パーソナリティ障害というパンドラの箱を、読み解くヒントがたくさん。
この本も手元に置いておきたい。

軽度だが自分の身に起きた、解離
自分が固まっていないせいだ。
しっかり時間をかけて自分と向き合わなくてはいけない。
自分が出来ていないのに、支えられるはずもない。
まだ長い旅路の途中。

境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)
(2009/05/27)
岡田 尊司

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2012年4月3日火曜日

パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)

買って手元に置いておきたいと思いました。

この本は、ボーダーラインなどの人格障害の持つ特異性に言及するだけでなく、障害とは言えなくても、付き合い方の難しい人との接し方や、私たちが抱えやすい性格上の歪みの克服のしかたに至るまで丁寧に書かれており、大変わかりやすく、人間関係を学ぶ上でも、子育ての観点から見ても有用な本です。

パーソナリティ自体は、その人の人柄であり、そう簡単には変わらないし、変える必要もない。
しかし、パーソナリティ障害は、パーソナリティの度が過ぎて社会に適応してのを邪魔している部分なので、変える必要があるし、実際、変えることができる。


巻末のパーソナリティ自己診断テストをしてみたら、演技性と妄想性が当てはまった。
このテストは自分のパーソナリティのタイプを理解するためで、傾向と対策が分かった気がする。
自分を外面的にも内面的にも着飾り、他人の目を気にし過ぎる演技性と、
いつか裏切られるんじゃないかと、人を信じ切ることが苦手な妄想性。
当てはまる部分はあると思う。
現時点でこのパーソナリティで困っているところが有るわけではないが、予防と精進のため克服のポイントを一つ一つ実践してみよう。
自分と向き合うことと、他人を許すこと。

本書の最後に印象的な言葉があった。
パーソナリティ障害に、私が惹きつけられる理由の一つは、パーソナリティ障害を抱えた人が、背負わされた重荷の重さにもかかわらず、それを撥ねのけて生きていく姿に、人間の強さや素晴らしさを感じるからだと思う。それは、私の願いかもしれない。傷つき、不遇な時代を過ごした人が、その苦難ゆえに強さや優しさを手に入れて、起き上がってくれるに違いないと信じるからである。

この本には著者の愛があふれてました。

パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)
(2004/06)
岡田 尊司

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2012年3月27日火曜日

壊れた心をどう治すか―コフート心理学入門〈2〉 (PHP新書)

3月22日の日記『「自己愛」と「依存」の精神分析―コフート心理学入門』の続きの本。

相変わらずの難敵だった。
けど、なぁんとなく分かったような気がする。さすが入門書、こんな俺でもなんとなく分かった気になった。

自己の断片化、自己と自己対象、上手に依存する、まだ頭はこんがらがったまんまだけど、人間関係づくりのヒントになった気がする。

『自己が確固としたものになっていくということは自己を自己対象から独立したものにするということではない。そうではなくて、自己の堅固さの増大とは、自己対象を選択する際の自由度が増大することも含め、自己を支持するために自己対象を利用する自己の能力を高めるのである。』

意外と面白いな、心理学。

壊れた心をどう治すか―コフート心理学入門〈2〉 (PHP新書)壊れた心をどう治すか―コフート心理学入門〈2〉 (PHP新書)
(2002/10)
和田 秀樹

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2012年3月23日金曜日

女は男のどこを見ているか (ちくま新書)

なかなか面白かった。
動物行動学的な観点からみた「いい男」とは。
理解しづらい点も有りつつ、ほとんどの言葉が「なるほどね。」と腑に落ちる。

人の幸福を願い、人の不幸を悲しむことの出来る男性は、100%まちがいなく「いい男」。
勇気を持って、楽しいことをしなくてはいけない。
自分の能力や自分の未来を信じ切れた者だけが、自分の能力を引き出すことができる。
究極の利己の追求が、究極の利他になる。


面白く読みやすいので、機会があれば是非一読。

女は男のどこを見ているか (ちくま新書)女は男のどこを見ているか (ちくま新書)
(2002/09)
岩月 謙司

2012年3月22日木曜日

「自己愛」と「依存」の精神分析―コフート心理学入門 (PHP新書)

少し心理学に触れる機会があったので、自分磨きのヒント探しに図書館へ。
どれから手をつけていいか検討もつかず、とりあえず手にした本を借りて読んでみた。

こればっかりは難しすぎて、本に対する感想なんて言えるような言葉を持ち合わせていません。
備忘録替わりですね。
けど、続編的なのがあるみたいなので、もう少し読んでみよう。

「自己愛」と「依存」の精神分析―コフート心理学入門 (PHP新書)「自己愛」と「依存」の精神分析―コフート心理学入門 (PHP新書)
(2002/03)
和田 秀樹

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2012年3月21日水曜日

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

呆然。

呆然の一言。
最後の1ページを読み終わった瞬間、「はぁ?」と一声、3分は固まってしまった。まさしく呆然とした。

この物語は犯人逮捕の場面で始まります。
そう、最初から犯人は分かっているんです。名前も。
けど、まんまと引っかかってしまう。これが悔しいのなんのって。
納得できないから「キーッ!」ってなりながら、もう一度読み返す。
「はぁ?」が「はぁ↓」と納得に変わる。
ぜひ、この感じを味わっていただきたい。

殺戮にいたる病 (講談社文庫)殺戮にいたる病 (講談社文庫)
(1996/11/14)
我孫子 武丸

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2012年2月29日水曜日

イムリ 11 (ビームコミックス)

待望の待望の最新刊。

カーマ軍による無慈悲なルーン侵略。
イムリの道具を宿し、カーマ軍に牙をむくニコ。
夢で知らせ合うイムリの間に広がる、忘れられていた道具の意味。
デュルクに裏切られたと思い、心に深い傷を負うミューバ。
ミューバの心の闇を利用するデュガロ。
イコルを守るため利用され、やつれ、壊れていくラルド。

案の定「早く12巻読みたい!!」ってなったけど、この物語にはハッピーエンドなんて終わり方は無いんだろうなぁと虚しくなったり。
前作『PET』もそうだったけど、心の闇だとか隙間だとか、人の残忍さや狡猾さをまざまざと見せつけられる胸くそ悪い感じはホントに癖になる。

ぜひぜひ色んな人たちに読んでもらいたいんだけど、いかんせん掲載雑誌の知名度もあり古本屋でもなかなか見つからない。
第13回(2009年)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品なんだけどね。

しかしカーマやらイムリやら意味不明な単語ばかりなので簡単な説明を。

ルーンとマージと言う二つの星に暮らす、支配民「カーマ」と奴隷民「イコル」と原住民族「イムリ」の三つの異なる民族。
支配民「カーマ」は支配階級を形成し、その最下層に奴隷民「イコル」を従えている。
カーマはルーンへの移住を進めるが、原住民族「イムリ」が持つイムリの道具の力を恐れ、イムリの駆逐を計画する。


ザックリこんな感じですが、これでも分かりづらいか…
その辺は作り手側もわかってるみたいで、5巻ぐらいまで用語集がオマケでついてる親切仕様。
最初はとっつきにくいけど、読み進んでくとそんなに難しくない。
二つの星と三つの民族。これさえ押さえておけば問題なし。
興味が湧いたらぜひ読んでみてください。

イムリ 11 (ビームコミックス)イムリ 11 (ビームコミックス)
(2012/02/25)
三宅乱丈

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ゴンガロクリアファイル欲しい。

2012年2月20日月曜日

新装版 虚無への供物(上)(下) (講談社文庫)

かなりの難敵でした。結構時間かかった。
古い作品で時代背景や言葉遣いに慣れるのに時間がかかり、なかなか物語に入り込めなかった。

「こんな事起こり得るはずがない。」と思う『非現実』と、「もしかしたら可能なのかも知れない。」と思う『リアリティ』が同居すると言うか、「何言ってるの?」ってのと「確かにあり得るな。」ってのが天秤に掛けられてるような、不思議な感覚が最初から最後まで頭の片隅にある。上手く言えないけど、そんな感じ。

ただ思ったことは、自分にはまだ早かったかな?って事ですね。
ミステリー・推理小説をある程度たくさん読み込んでから、このアンチ・ミステリー、アンチ・推理小説の「虚無への供物」にチャレンジする。それが理想で、その時に読んだらまた面白かったかも。
その時はその時で、読破するのに時間がかかることを覚悟して読まないといけないけど。

新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)
(2004/04/15)
中井 英夫

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新装版 虚無への供物(下) (講談社文庫)新装版 虚無への供物(下) (講談社文庫)
(2004/04/15)
中井 英夫

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2012年2月8日水曜日

首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)

三津田信三の"刀城言耶シリーズ"第三作目
��首無の如き祟るもの」

��葉桜の季節に君を想うということ」や「ハサミ男」とはまた違う、推理小説と怪奇小説の両方のいいとこ取りと言うか何と言うか。と言っても、まだまだミステリー小説を読み始めたばかりで偉そうにレビューする程の知識も無いのですが。

登場人物の名前が覚えにくく、最初の頃は何度も巻頭の登場人物一覧に戻って確認する作業が入り、感情移入しづらかった。
ただ、その場の空気感や不気味さは表紙の絵のように鳥肌モノだし、今までモヤモヤして解決できなさそうな問題も、たった一つの点に注目することによって一気に解決に向かっていく終盤はとても面白かった。

この後の「山魔の如き嗤うもの」や本格ミステリ大賞の「水魑の如き沈むもの」も読んでみようかな。

後で知ったことですが、講談社の文庫版の方には媛首村の見取り図なんかも載ってるらしく、そっちの方がオススメです。


首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)
(2007/04)
三津田 信三

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2012年2月6日月曜日

七人の中にいる (中公文庫)

土日の開いた時間で読破。

ややオチが見えつつも、それでも面白くて一気に読んじゃった。

先日までの2冊は推理小説だったけど、この作品はサスペンス。
著者の作品3冊読んだけどマンネリもなく面白かった。

推理小説やサスペンス物は面白いけど、その反面必ずと言っていいほど寝不足がついてまわる。けど、一気に読みたい。
それに合わせて残虐な描写もあり、夜の静寂が怖い。けど、読書は夜だよね。
そんなジレンマを抱えながら、昨日図書館から借りてきた小説をいつ読もうかそわそわ考えるのが幸せ。

七人の中にいる (中公文庫)七人の中にいる (中公文庫)
(2010/09/22)
今邑 彩

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2012年2月4日土曜日

ルームメイト (中公文庫)

試験勉強で中断していた小説あさり(主にミステリー)を再開。
先日の『卍の殺人』に引き続き、今邑彩の小説。

とにかく帯で損をしてる、ムカつくくらい。
せっかく内容は面白いのに、帯のせいで気負って読んでしまった。
もっとサラっと楽に読んでれば、もっと楽しめたと思う。
引っ掛けはどこだ?トリックはどこだ?などと考えながら読むより、あっさり騙されて愕然としてトリガーとなる部分を読み返す。「ここね!ここがトリックね!」と感心させられる。これが叙述トリック小説の醍醐味なのではないか。と帯びつけた奴に言いたい。

もう一冊この著者の小説がスタンバってるので読んできます。

ルームメイト (中公文庫)ルームメイト (中公文庫)
(2006/04)
今邑 彩

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2012年2月2日木曜日

卍の殺人 (中公文庫)

ふと寝る前に手にとって、時間が経つのを忘れて読破。
途中でオチがなんとなく見えてきたんだけど、話は面白く最後まで楽しんで読めました。

ただ、次の日の眠気が半端無かったので、ちゃんと計画的に読もうと反省。

卍の殺人 (中公文庫)卍の殺人 (中公文庫)
(2011/10/22)
今邑 彩

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