2012年10月22日月曜日

イン ザ・ミソスープ

背筋に嫌な汗をかく。そんな感じの物語だった。
殺人の描写の凄惨さよりも、自然と街に「ミソスープの中の、わけの分からない具」のように溶け込むフランクの不気味さが、身近な場所にも潜む狂気のようで気持ち悪い。
久しぶりの村上龍だったけど、とてもスリリングで面白い小説だった。

イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)
(1998/08)
村上 龍

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