2015年12月26日土曜日

ゴールデンスランバーを再読し、改めて映画も

無性に読みたくなって原作小説を再読し、そして映画も観なおしたくなって、たまたまDVDが安くなってたから買っちゃうっていう。
原作は原作で、映画版の俳優さん達がセリフを脳内再生してくれて、どっぷりハマり。
映画は映画で、初っ端からウルウルしちゃって、っていう素敵な140分を過ごす。
やっぱり好きです、この作品、と再確認。

ただ、DVDのパッケージ裏に「なぜ!誰が!何のために!」って煽り文句が書いてあるけど、その煽り文句のせいで推理モノやミステリーモノと勘違いして観ると、評価は全然違ってくるかも。
そういった謎を徹底追求したい人には向かないっていうか、そういうジャンルの映画じゃないので、終わり方とかに拍子抜けする人もいるかも。
原作読んでなくても楽しめる作品ですので(もちろん原作読んでてネタバレが分かってても面白いです)、是非!


殺人鬼フジコの衝動

ドラマWで真梨幸子さんに興味が湧いてBOOKOFFで購入。
確かにいやぁな気分にさせたれたし、読後感は気分悪いけど、それでもちょっと期待はずれかな。期待値上げすぎたというか。


2015年12月16日水曜日

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

この読後感、なんと表現していいのやら…。
虚しい?悲しい?ハッピーエンドではないのは確かで、やるせなさや無力感を覚えた。
「かっこいい小説のタイトル」としてよく名前が上がるので手に取ってみたが、テンポよく読み進められたし、読み応えがあって面白かった。


2015年12月14日月曜日

映画 アイズ・ワイド・シャット と 百瀬、こっちを向いて。を観る

予定のない休日は映画を観る!
って事で、まずは「アイズ・ワイド・シャット
とりあえずお手上げです。
色んなレビューサイトやAmazonのレビューでも大変わかり易く解説してくれている方がいます。
そのおかげで何とか(なんとなく?)腑に落ちたような気がします。
裸だワーイ!で観始めて、返り討ちにあったパターンですね(笑)

気を取り直して早見あかり主演の「百瀬、こっちを向いて。
そりゃあアイズ~に比べればわかり易い内容です。
原作も読了してましたので、スッと気持ちが入りました。
とても甘酸っぱく、面白かった!
主演の二人も良かったです!あかりん可愛かったなぁ(笑)
もちろんモノノフの贔屓目が入っている事は否めませんが、所詮他人の感想はその人の主観!って事で開き直って、コレは面白い映画だとオススメできます!
Blu-ray買おっかな………。


2015年12月13日日曜日

四畳半神話大系

京都すげえ!京都恐るべし!ってか京大ヤバい!(笑)
夜は短し歩けよ乙女」もオススメですが、コレもオススメ!
むしろ、ぜひとも両方読んで欲しい!
すごく面白かった!
ループものって面白いんですね。
この読後感、衝撃的でした!


2015年12月10日木曜日

神去なあなあ日常

『週1冊・年間52冊』の読書目標の、ゴールを飾る1冊はコレ!
やっぱり三浦しをんさんの本は面白い!
まほろの便利屋も、読んでる最中に何度転職しよう思ったことやらってくらいハマったけど、こっちはこっちで神去村(美杉村)に林業従事者として引越そうかと何度思ったことやら(笑)
登場人物がみんな魅力的で、ストーリーのテンポも軽快で、とっても楽しく読み進められます。
WOOD JOB!」って映画もやってましたね。
これは観ないとイカン!!


2015年11月28日土曜日

映画を三本

まずはベイマックス
WOWOWで観ました。
なかなか面白かった!
ミュージカルのアレに比べれば、断然こっちの方が面白い。
予告と本編のイメージの差は以前から言われていたけれど、確かに全然違っている。観てない人は、モノは試しで観てみては。

続きましてグラスホッパー
ジャニーズが…って不安的中。
ただのキャラ映画に成り下がっていて、原作ファンとしては不満の多く残る作品に。
渋谷のスクランブル交差点をVFXで再現したってのは確かに凄いの一言!
ただそれが凄いだけで、鯨と蝉が死んでから仲良くなって、幽霊になって一緒にお出かけするなんてクソみたいなエピソード挟んでないで、少しでも原作に寄せて欲しかった。
他にもツッコミどころ満載で、原作の一番重要な「全ては鈴木の幻覚だったのかも」ってとこもカットしてて、ホント勘弁して下さいよって感じ。
他の伊坂幸太郎原作の映画は面白いのになあ。。。
映画の前に、気合入れて原作読み直したのが裏目に出たか。

最後はルーシー
寝る前の貴重な時間を無駄に使った。
観ないで寝ときゃ良かった。以上。


2015年11月27日金曜日

何者

娘が自腹で買って読んでた本を読ませてもらう(笑)
就活やtwitterが題材で、娘には難しくてよく分からなかったらしい。
きっと、友達が読んでるとかの影響だとは思うけど、確かに年代的にも厳しかったかも。
就活してない自分もピンと来なかったけど、最後の畳み掛ける問いは面白かった。
傍観者として見ていた自分が、一転して説教を受ける感じ。
が、それ以外の所を含め、全体的に良い気分で読める内容でなく、ぶっちゃけつまらなかった。という印象。


2015年11月24日火曜日

星に願いを、月に祈りを

作中のラジオDJのノリに付いていけず、実はだいぶ前にギブアップしましたが、積読消化を兼ねて読んでみました。
う~ん、いちいちリズムを崩されるようで読書の波に乗れない。
やっぱりこのDJ感が苦手だ。
読み進めていき終盤に差し掛かると、このDJの意味が分かって感動!ってなる予定なんだけど、自分にはそこまで感動はありませんでした。
ただ、優しくて綺麗な言葉が刺さるところもある。
久しぶりに中村航さんの作品を読むけど、そこはやっぱり心地良い。それを久しぶりに味わえたのが収穫でした。


2015年11月16日月曜日

映画 偉大なる、しゅららぼん

やっと観れた!しゅららぼん!!
小説の方が好きだけど、さすがの万城目ワールド(笑)コレはコレで面白かった!
ただ、あの世界観を説明するには2時間じゃ弱かったかな…とは思うけど、小説読んだ方にはオススメ出来ます。面白いです!


2015年11月6日金曜日

スロウハイツの神様

帯に書いてあるとおり「凍りのくじら」を読んでから読むことをオススメします!

上巻は特に何も起きない、言ってみれば退屈な登場人物紹介ですが、激動の下巻へ続く大事な助走区間でした。
登場人物みんな幸せになってほしいし、きっとみんな幸せになるでしょう。
読後の幸福感は、今まで読んだ本の中でトップクラスです!
すごく面白かった!すばらしく傑作です!!

2015年11月3日火曜日

邦画を二本

まず一本目は紙の月。
小説では読んでたけど、この度WOWOWに加入したので(BABYMETALのせいで)この際だからって事で、観たかった映画版を観ました。
宮沢りえの影のある演技が良かったです。
原作の梅澤梨花の、あのどうしても世界と溶け込めない感じが滲み出てて、引き込まれました。
救いはないけど面白い映画でした。



そして二本目。
面白くない。
つかみのダルマのグロ(ゴア?)表現が売りなだけで、ストーリーに意味は無いし、セリフもピンと来ない。
自分の中の「これがアニメ実写化だ!」ってイメージ通りのクソ映画でした。
続編を匂わせる終わり方だったけど、コレだれが続編観るの?(笑)


2015年11月2日月曜日

映画 ジョン・ウィック

キアヌ・リーブスかっこいい!
洋画のアクションだとジェイソンボーンシリーズが好きですが、これは更に好きになった!
新シリーズ始動って事だし、このシリーズ追っかけよ!
てか、もっかい観たい!

虐殺器官

面白い!
けど、どう面白いか説明するのムズい!
メタルギアシリーズに触れたことの有る人ならハマること間違いなし!
そんな方はぜひご一読を!

俺もあのコンタクト入れたいし、人工筋肉の羽を持つ飛行機の着陸を経験したい!と妄想が止まらないのです。


2015年10月21日水曜日

凍りのくじら

読み終わってというか、読んでる最中からドラえもん全巻揃えたくなる衝動に駆られます。
それくらいドラえもん愛に、藤子・F・不二雄愛に溢れた作品です。

主人公に共感しにくいストーリーですが、それでも楽しく没頭でき、テンポもいいのでスイスイ読み進めていけます。
すっかり辻村深月さんのファンになりました。


2015年10月20日火曜日

映画 滝を見にいく

コレといったスペクタクルもカタルシスも無いけど、すごく面白かった!
今までに観た「南極料理人」「キツツキと雨」「横道世之介」という沖田修一さんの名作に比べるとインパクトは少ないかもしれないけど、やっぱりすごく面白かった!
さぁ次は「モヒカン故郷に帰る」だな!


掏摸・王国

久しぶりの中村文則作品。面白かったです。
又吉直樹の好きな作家さんって事で、最近よく書店に並んでますが、以前「何もかも憂鬱な夜に」を読んで感じたように、全体的にどんより暗いですが、それでも少しだけ明るい光が射すようで救われ、かすかに見える希望に喜びを感じている自分がいました。

姉妹作「王国」は掏摸の後が書かれていて、かつ、掏摸を読んでなくても楽しめますね。もちろん掏摸を読んでからの方がオススメですが。
こちらも絶望と希望の間で揺さぶられる主人公が、魅力的で面白かったです。


楽園のカンヴァス

帯にもそんなような事が書いてあったけど、まさしく美しい物語でした。
ミーハーと自負しておりますが、今度美術館でも行ってみようかなと思っちゃうくらい、美術の世界に引き込まれました。


2015年10月19日月曜日

映画 ポテチ

増水して川に入れなかった時に、以前から観たかった映画を借りて観ました。
伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」に入ってる短編「ポテチ」を映画化。
これは、面白くてウルッと泣けて、手に汗握って最後にこやかになれる。
すごく面白い映画でした。
そして劇中の木村文乃が可愛すぎて、速攻でInstagramフォローしたった(笑)

伊坂幸太郎×中村義洋×斉藤和義
コレは観るしか無いでしょ!





太陽の坐る場所

コレも映画化されてる辻村深月さんの作品。
映画の予告編ちょいちょい目にしてたから、読んでみて面白かったら映画でもと思い読了。
またまた毛色の違う作品で、コレはちょっと合わなかった。
スクールカーストと女の打算がゴチャゴチャした上に、叙述トリックが見え隠れして、頭こんがらがりました(笑)


ツナグ

辻村深月さんの作品を連続で。
オーダーメイド殺人クラブとはまた違う、優しさと厳しさが同居する不思議な物語。

死んだ人と一晩だけ会えるとしたら、それもそのチャンスは人生で一回しか使えないとなると、自分は誰と会うのだろう。この先、死んだ後も会いたいと思える人と、あと何回出会うチャンスがあるのだろう。


2015年9月16日水曜日

オーダーメイド殺人クラブ

面白かった!
オーケンが「多幸感フィニッシュホールド」って言ってるけど、それがピッタリ!
悲劇の記憶…で始まって、家庭問題やらスクールカーストやら自殺願望やらで、暗く、重い空気を漂わせておいての「多幸感フィニッシュホールド」!
最終場面をバスの中で読んでいて、思わず涙ぐんでしまうくらい(家なら泣いてた)なんか心の中がスッキリ洗われた感じがした。
これは、最後のオーケンの解説も含め、オススメします。