2013年5月13日月曜日

レインツリーの国

図書館戦争シリーズの第二巻「図書館内乱」の作中に出てくる本が、本物の本として登場。って謳い文句がついているこの小説。
しかし、決して図書館戦争シリーズのヒットに便乗して出したいい加減な小説ではなく、しっかり面白く、考えさせられる深いテーマの作品で、しかもそんなに長編って訳でもなかったので一気に読了。面白かった。

「聴覚障害者と健聴者の恋」という難しい問題ながら、ひたすらに暗くならない微妙なバランス感覚が、読んでいて気持ちが良かった。
気付かされる所もたくさんあったし、ニヤニヤさせられる所もたくさんある。
有川浩さんの書く恋愛は、とても気持ちのいい恋愛で好き。

「スワンソング」で打ちのめされた心が、ポッと暖かくなりました(笑)

レインツリーの国レインツリーの国
(2006/09/28)
有川 浩

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