2013年1月4日金曜日

陽気なギャングが地球を回す

あけましておめでとうございます。
あいも変わらず読書録になりそうな予感がプンプンしてますが、気にせず今年も読書録としてのブログ初めをば。

今年の正月休みはどこかに行く予定もなく、何年かぶりの本格的寝正月を送る覚悟の表れとして、図書館で本を借りまくり、BOOKOFFで古本買いあさって年末を迎えた。
実際の年末年始は、紅白歌合戦を観て、年明けて初詣に行き、弟夫婦が遊びに来て熱田神宮に行き、夕食にすき焼きを食べる。いかにも正月って感じの生活の合間に、一日二本のペースで映画を観まくり、更にその合間に小説を読む。そんなとても贅沢な正月休みを満喫しながら読んだ今年最初の小説。
2012年の最後に読んだ小説『あのとき始まったことのすべて』が素敵なラブストーリーだったので、2013年最初の小説は元気の出そうな「陽気な」小説にしようと選んだのがこの『陽気なギャングが地球を回す』

伊坂幸太郎さん独特の世界観・フィクションが随所に散りばめられている。
嘘を見抜く力を持つ男。正確な体内時計を持つ女。凄腕のスリ師。言葉を自由自在に操る男。
一見むちゃくちゃな設定に見えるギャング小説を、見事なエンタテインメントに仕上げる。
物語のテンポもよく、グイグイ引きこまれていく。とても面白い小説でした。

よし、今年のテーマは「ロマンはどこだ」だな。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
(2006/02)
伊坂 幸太郎

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