2013年1月22日火曜日

力試し

一年の計はなんちゃらとありますが、あれよあれよと1月の折り返しも過ぎて数日経ちました。
2013年はどんな年にしたいか?と自分に問いかける毎日。問いかけるだけでなく、今の自分に出来る事を考え、少しずつ形にして、昨日より1センチでも前進する。

おみくじで「半吉」という、いかにも自分らしい中途半端な啓示を授かり始まった2013年。今まで通りの毎日では半吉にも達成しないだろう。読書はほどほどに抑えて勉強しよう。自分に限界を作らず自分を磨こう。世界を見返してやろう。
中小企業診断士という資格にどんな価値があるか分からない。けどきっとチャレンジする価値はある。チャレンジするからには絶対受かる。
2013年はチャレンジの年。
自分にとっても代理店にとっても、チャレンジの年。

2013年1月15日火曜日

あなたがここにいて欲しい

率直に言うと「あのとき始まったことのすべて」の方が好き。
表題作には泣けるポイントもあって感動するストーリーだし、「ハミングライフ」は小さな奇跡のような素敵なラブストーリーが短編小説のいいとこ取りって感じで好き。
文句無しってくらい面白い小説だった。
ただ、「あのとき~」の感動が大きすぎて期待しすぎたのかも。
あとは短編小説にまだ苦手意識があるのかも。

あなたがここにいて欲しい (角川文庫)あなたがここにいて欲しい (角川文庫)
(2010/01/23)
中村 航

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2013年1月14日月曜日

GOTH―リストカット事件

蛇にピアスとは比べ物にならないくらいグロテスクで重苦しい。
どうせならこれくらいの方が、気持ち悪いけど気持ちいい!!

GOTH―リストカット事件GOTH―リストカット事件
(2002/07)
乙一

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2013年1月8日火曜日

アヒルと鴨のコインロッカー

地上からわずか何センチか浮いてるような物語

面白い。素晴らしく面白い。寝るのが勿体無いくらい読み続けていたい物語だった。

ここまでハズレが無いということは、本能的に伊坂幸太郎さんの作品が単純に好きなんだろう。

二年の時を隔てたふたつの物語が交互に語られていく。
そしてひとつに繋がる物語。
物語が破綻することなく最後までドキドキハラハラさせながら読ませてしまう。
小説の面白さや醍醐味が詰まった傑作でした。

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)
(2003/11/20)
伊坂 幸太郎

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蛇にピアス

結局何が言いたいのか分からない駄作でした。

ピアス・タトゥー・スプリットタン・インプラント・トレパネーション・ブランディング、15年以上前からのBURST読者としては何ら新鮮味もなく、「過激な性描写」ってのも「ただのSM」なだけで、自分の好きなSM感とは違っていて、なんて言うか「はいはい、それが気持ちいいのね。気持ちよさそうだね」って感想しか持てなかった。

面白くなかったです。

蛇にピアス蛇にピアス
(2004/01/05)
金原 ひとみ

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2013年1月4日金曜日

陽気なギャングが地球を回す

あけましておめでとうございます。
あいも変わらず読書録になりそうな予感がプンプンしてますが、気にせず今年も読書録としてのブログ初めをば。

今年の正月休みはどこかに行く予定もなく、何年かぶりの本格的寝正月を送る覚悟の表れとして、図書館で本を借りまくり、BOOKOFFで古本買いあさって年末を迎えた。
実際の年末年始は、紅白歌合戦を観て、年明けて初詣に行き、弟夫婦が遊びに来て熱田神宮に行き、夕食にすき焼きを食べる。いかにも正月って感じの生活の合間に、一日二本のペースで映画を観まくり、更にその合間に小説を読む。そんなとても贅沢な正月休みを満喫しながら読んだ今年最初の小説。
2012年の最後に読んだ小説『あのとき始まったことのすべて』が素敵なラブストーリーだったので、2013年最初の小説は元気の出そうな「陽気な」小説にしようと選んだのがこの『陽気なギャングが地球を回す』

伊坂幸太郎さん独特の世界観・フィクションが随所に散りばめられている。
嘘を見抜く力を持つ男。正確な体内時計を持つ女。凄腕のスリ師。言葉を自由自在に操る男。
一見むちゃくちゃな設定に見えるギャング小説を、見事なエンタテインメントに仕上げる。
物語のテンポもよく、グイグイ引きこまれていく。とても面白い小説でした。

よし、今年のテーマは「ロマンはどこだ」だな。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
(2006/02)
伊坂 幸太郎

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