2015年7月31日金曜日

星の王子様

本当に大切なものは、目には見えない。

象を飲み込んだウワバミの絵の懐かしさに誘われ読み始めたけど、子供の頃読んで意味わかんなかった事が、大人の今読むと心に染みこんでくる。
短い物語ですが、深いテーマに引きつけられました。


2015年7月30日木曜日

夜の国のクーパー

面白かった!図書館の返却日が迫ってたのもあったけど、がんばって3日で読了。スゴく面白かった!

死神の精度でも出てきたけど「異化」が上手く使われていて、「人間の当たり前」を違った認識で見る不思議な感覚がクセになる面白さ。
そして、前提に有ったものがひっくり返される伊坂マジックが、この作品でも気持ちいいです。

帯にも書いてある「これは猫と戦争、そして何より、世界の秘密についてのおはなし」のとおりで、不思議に懐かしいような、素敵な小説です。


2015年7月28日火曜日

死神の精度

続けて死神の精度を読了。
久しぶりの苦手な短編(なんだけど繋がっている、相変わらずの伊坂マジック満載です)、面白かった!
重力ピエロの春っぽいヤツも出てきたり、アレとアレがこう繋がってたのか!と読み返したり、エンターテイメント性の高い作品でした。
決して会いたくないけど会ってみたい死神。伊坂流死神。読みやすくオススメです!
死神の浮力、次図書館で借りよ!


魔王

モダンタイムスを先に読んじゃったけど、図書館で借りてきました魔王。

う~ん、なんだか消化不良気味。
モヤモヤしたまま終わって、謎解き的なスカッと感も少ない。
他の伊坂幸太郎作品に比べると、自分には合わなかったかな。


2015年7月11日土曜日

悪の教典

先日図書館で借りて、読み始めたら3日位で読み終えちゃって、その勢いでDVD借りてきて観て、しばらく放心状態に陥りました。
パワフルな作品です。

小説と映画はほぼ同じで、上手く映像化されてると思いました。
どちらにしても、ハスミンこと蓮実聖司のサイコパスっぷりが楽しめます。
もちろん、こういうジャンルを楽しめない人もいるのは承知ですが、残虐性の高い描写だけに注目せず、いかにもサイコパスって感じの思考は、勉強にもなるし、ある種のサイエンス・フィクションみたいで楽しめた。
万人向けではないが、サスペンス・ホラー物が平気な人、または小説か映画のどちらかしか目にしてない方には、ぜひ両方楽しんでほしいなぁと思います。
小説2冊は図書館だから0円。DVDレンタル100円。トータル100円+交通費也。



2015年7月7日火曜日

プラナリア

初めての山本文緒さんは、久しぶりの図書館で見つけたプラナリア
角田光代さんの「対岸の彼女」からそんなに時間を空けずに、女性が主人公の作品を。
またしても全く理解できない女性の心と実態に、読んでて疲れた。
女は怖いってより、(女性から見て男性もそうなんだろうが)理解不能の生物すぎて気持ち悪いって印象が、この一ヶ月で植えこまれた気分(笑)
女性の書く女性目線の小説は、いろいろ良い経験になるし、食わず嫌いせずに読まないとな。理解できないことを前提に(笑)


2015年7月5日日曜日

火花

文庫化を待つつもりだったけど、電子書籍が割安でポイントも有って、結果的に文庫本くらいの値段で買えたので、読んでみたかった又吉直樹の火花を購入し読了。

主人公の尊敬する先輩が、読む人にとってどう受け取られるかで評価が別れるかもしれないけど、自分は「面白くて破天荒だけど、どこか憎めない。」って思えたので、面白く読めたし、感動もした。
作者の、漫才に対する愛情が詰まった素晴らしい作品だと思った。
賞が取れるかどうかは置いておいて、ぜひご一読を。