2013年4月7日日曜日

彼女がその名を知らない鳥たち

めちゃくちゃ引きこまれた。
今まで読んだ作家さんとは一味も二味も違う独特の表現の仕方。
心の奥底に不快感を無理やりねじ込まれる感じ。
濃縮された人間の醜さ満載。軽く人間不信。
それでいて最後の「愛」の美しさ。

解説に書いてあった「これを恋と呼ぶのなら、私はまだ恋を知らない」
確かにその通りだと思った。

とても面白い長編ミステリーでした。
もう少し沼田まほかるさんの作品を読んでみよう。

彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)
(2009/10)
沼田 まほかる

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