2015年10月21日水曜日

凍りのくじら

読み終わってというか、読んでる最中からドラえもん全巻揃えたくなる衝動に駆られます。
それくらいドラえもん愛に、藤子・F・不二雄愛に溢れた作品です。

主人公に共感しにくいストーリーですが、それでも楽しく没頭でき、テンポもいいのでスイスイ読み進めていけます。
すっかり辻村深月さんのファンになりました。


2015年10月20日火曜日

映画 滝を見にいく

コレといったスペクタクルもカタルシスも無いけど、すごく面白かった!
今までに観た「南極料理人」「キツツキと雨」「横道世之介」という沖田修一さんの名作に比べるとインパクトは少ないかもしれないけど、やっぱりすごく面白かった!
さぁ次は「モヒカン故郷に帰る」だな!


掏摸・王国

久しぶりの中村文則作品。面白かったです。
又吉直樹の好きな作家さんって事で、最近よく書店に並んでますが、以前「何もかも憂鬱な夜に」を読んで感じたように、全体的にどんより暗いですが、それでも少しだけ明るい光が射すようで救われ、かすかに見える希望に喜びを感じている自分がいました。

姉妹作「王国」は掏摸の後が書かれていて、かつ、掏摸を読んでなくても楽しめますね。もちろん掏摸を読んでからの方がオススメですが。
こちらも絶望と希望の間で揺さぶられる主人公が、魅力的で面白かったです。


楽園のカンヴァス

帯にもそんなような事が書いてあったけど、まさしく美しい物語でした。
ミーハーと自負しておりますが、今度美術館でも行ってみようかなと思っちゃうくらい、美術の世界に引き込まれました。


2015年10月19日月曜日

映画 ポテチ

増水して川に入れなかった時に、以前から観たかった映画を借りて観ました。
伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」に入ってる短編「ポテチ」を映画化。
これは、面白くてウルッと泣けて、手に汗握って最後にこやかになれる。
すごく面白い映画でした。
そして劇中の木村文乃が可愛すぎて、速攻でInstagramフォローしたった(笑)

伊坂幸太郎×中村義洋×斉藤和義
コレは観るしか無いでしょ!





太陽の坐る場所

コレも映画化されてる辻村深月さんの作品。
映画の予告編ちょいちょい目にしてたから、読んでみて面白かったら映画でもと思い読了。
またまた毛色の違う作品で、コレはちょっと合わなかった。
スクールカーストと女の打算がゴチャゴチャした上に、叙述トリックが見え隠れして、頭こんがらがりました(笑)


ツナグ

辻村深月さんの作品を連続で。
オーダーメイド殺人クラブとはまた違う、優しさと厳しさが同居する不思議な物語。

死んだ人と一晩だけ会えるとしたら、それもそのチャンスは人生で一回しか使えないとなると、自分は誰と会うのだろう。この先、死んだ後も会いたいと思える人と、あと何回出会うチャンスがあるのだろう。