イムリ 15,16,17

久しぶりにイムリ。
毎巻待ち遠しくて待ち遠しくて、読んだそばから｢次は？早く！次！次！！｣という晩年空腹状態に。
デュルクとミューバの距離感が毎回ソワソワします。
１７巻の終わり…あぁ…、どうなっちゃうの？！

モダンタイムス

Readerに入ってる積読本を消化。
｢魔王｣の５０年後の物語ということを、読みだして暫くしてから思い出し、引き返すには遅すぎたため一気に読み切ることに。
前作を知らなくても面白かったが、やっぱり前作からの登場人物が思い描けず、入り込み具合が弱くなってしまったのが残念。
はい。今度からはちゃんと調べてから読みます。

個人的には、主人公の奥さんの過剰で的外れ的な愛情表現が、自分の中で｢憎らしい｣から｢愛らしい｣と変貌していく感じが面白かった。

マリアビートル

グラスホッパーの続編なんだけど、さすがに年数経ちすぎて、登場人物が新鮮に感じました。
あまり間を空けずに読むべきだったと思いつつ、それでもテンポのいい物語に引き込まれていきました。
相変わらず伊坂幸太郎さんの本は、楽しく、スイスイ読めちゃいます。
グラスホッパーと続けて読むも良し！間を置いて読んでも新鮮で良し！
楽しかった！

映画 バグダッド・カフェ

序盤の異様な空気感に押され、最初は「えっ？」って戸惑いながら鑑賞。
けど観終わった頃には、とても清々しく、最初のイメージからのギャップも有り、すごく感動しました。
主題歌も美しく、透き通った歌声がまだ耳に残ってます。
名作ですね。

映画 小さな恋のメロディ

ベンジーに｢早く観たほうがいいぜ｣って言われて早幾年。
やっと観ました｢小さな恋のメロディ｣！

俺の血もこいつで出来てたら違う人生が送れたかもってくらい、心の隅っこで小さくなっていた自分の中の純愛成分が疼きました。
純粋に人を好きになる事の美しさや尊さが、子どもだからという理由でそれを認めない大人との対立の中で、とても綺麗に浮かび上がってきます。
ポケットに詰め込んで、大事にとっておきたい宝物のような物語です。

そういえばちょうど今、第三回午前十時の映画祭ってのでやってるみたいですね。
午前十時の映画祭…惹かれるな…調べて観に行ってみよかな。

鹿の王

ちょうど先ほど2015年本屋大賞受賞が発表されましたね！
上橋菜穂子先生おめでとうございます！

昨年獣の奏者を読んでハマった新参ファンですが、この作品も凄いの一言です。
いや、ホントはそんな一言で片付けられないくらい奥が深いんですよ。
けど上手く言えないので読んでもらうしか無い！
読んでいる人を物語の中に引きこみ、そこから見えてくる世界が美しく、そこに生きている生き物すべてを愛おしく感じ、自分の小ささと命の尊さを教えてくれる。とても素敵な読書体験が出来ました。