2012年12月31日月曜日

あのとき始まったことのすべて

心のなかの記憶の湖に沈んでいるキラキラした記憶。
色あせることはないと信じて疑わなかった思い出も、湖の底に沈んで手が届かなくなる。
ふとしたはずみで浮かび上がってきて、未熟な心を揺らす。
大崎善生の『パイロットフィッシュ』でも感じたことは、この『あのとき始まったことのすべて』にも共通する点がある。
人の記憶の切なさと輝きが描かれている気がした。
こういう小説に出会うと、「自分は過去に縛られてる」と自己嫌悪に陥っている自分の大きな救いになる。

あのとき始まったことは、きっと何かに繋がっている。
あのときの自分が起こした小さな風は、きっといつかハリケーンのように大きな流れになる。

自分にとって大きな転機となったこの一年の最後に、こんな素敵な小説に出会えた事に感謝。

あのとき始まったことのすべてあのとき始まったことのすべて
(2010/03/26)
中村 航

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2012年12月22日土曜日

100回泣くこと

冒頭から病気の犬が出てくるから覚悟して読み進めてたけど、予想通りの涙。

少し後でもう一度読も。

100回泣くこと100回泣くこと
(2005/10)
中村 航

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2012年12月17日月曜日

図書館革命

図書隊シリーズ四作目にして最終話。

著者が自分は思いつきでストーリーを書き上げていくタイプの小説家であると言っていたが、伏線も綺麗にまとめ上げられていて、とても納得感と満足感のある面白いシリーズだった。

恋愛成分が多めらしい「別冊 図書館戦争」シリーズには手は出さないつもりではあるが、図書隊のメンバーに会えるなら読んでみてもいいかも。
個性的で魅力的な図書隊員に感謝。面白かった。

図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)
(2011/06/23)
有川 浩

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2012年12月6日木曜日

FINE DAYS

短編小説は、なかなか入り込めないから苦手だと思った。
もっと深く入り込みたい素敵な4つのストーリー。
今度からは短編小説を積極的に選んでみようかな。

FINE DAYS (祥伝社文庫)FINE DAYS (祥伝社文庫)
(2006/07)
本多 孝好

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2012年12月3日月曜日

2012年11月の読書メーター

読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2321ページ

■砂漠 (新潮文庫)
読了日:11月1日 著者:伊坂 幸太郎
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html

■図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
読了日:11月11日 著者:有川 浩
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_11.html

■重力ピエロ (新潮文庫)
読了日:11月13日 著者:伊坂 幸太郎
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_13.html

■きのうの世界
読了日:11月19日 著者:恩田 陸
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html

■図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
読了日:11月28日 著者:有川 浩
http://naribo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_27.html

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

2012年12月2日日曜日

図書館危機

シリーズ三作目。

前作「図書館内乱」よりはスカッとするシーンが多くて、しかも読みやすく一気に読了。

さすがに登場人物が増えてきて、誰だっけ?って人も出てきたり。
次回作が一応の最後?「図書館革命」楽しみ。

図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)
(2011/05/25)
有川 浩

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