2015年1月7日水曜日

愛するということ

以前、NHKの『100分で名著』で取り上げられていたエーリッヒ・フロムの「愛するということ」
当時すぐに買っておきながら、それから全然読めてなかったのですが、自分の近況に大きな変革が訪れたため、このたび一気読みしました。

最初の方の心理学的なアプローチは面白かったけど、結局フロイト批判しか目に付かなかったので、習得してもいない速読を試みる。
中盤に「神」に関する言及が有ったけど、キリスト教のような神を信じる文化がないので自分には馴染まず、この辺りは飛ばし飛ばし読む。

そんなこんなで全体の流れと、100分で名著を思い出しながら読み進めていったのですが、それでも充分勉強になりました。

「愛されるには、そして愛するには、勇気が必要だ」とか、「愛の技術を身につけたければ、あらゆる場面で客観的であるよう心がけなければならない」という言葉などが凄く腑に落ちた。
そんな中でも特に心に残った言葉は、
「自分の愛は信頼に値するものであり、他人の中に愛を生むことができる、と『信じる』こと」
という一文。
この勇気は持ち続けたいと思ったし、持ち続けられるよう自分を育てていこう。
まだ未来は永い。


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