2014年8月21日木曜日

晴天の迷いクジラ

死にたいと思っている3人が、死ぬ前に、湾に迷い込んだクジラを見に行く。
裏表紙のあらすじにこう書いてあったけど、正直ピンと来なかった。
ただ読了後、この本の内容を教えてと言われれば、こう答えるしか無い。

泣き所はないが、心がギュッと鷲掴みにされる切なさが全体を漂っている。
それでいて、読み終わった後の心が軽くなる感じが心地よい。
「ただ生きているだけでいい」
その言葉の意味を知るための3人の旅。
とても素晴らしい本でした。

「死ぬなよ」

晴天の迷いクジラ (新潮文庫)晴天の迷いクジラ (新潮文庫)
(2014/06/27)
窪 美澄

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