この左岸は尻軽アバズレ女の物語。
その尻軽アバズレ具合にまったく共感できなくて読み進められず、これは休み休み読んでたらいつまで経っても読み終われないぞと危機感を抱きつつも、なかなか本に向き合えない。
そんな読む苦しみを味わいながらなんとか読了。
めちゃくちゃ胸糞悪い女だけど、最後にひとりぼっちになる時には「ざまぁみろ!」という感情よりも寂しさや哀愁を感じ、文章力に引っ張られ嫌々ながらも物語に入り込めてたのかなぁと、ちょっと不思議な感覚だった。
超長編を一気に読める読書力があれば、と思う今日この頃でした。
左岸 上 (集英社文庫) (2012/02/17) 江國 香織 商品詳細を見る |
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