2016年1月27日水曜日

手紙

以前から「読みたいリスト」に入れたまま、なかなか読めてなかった作品。彼女が読んでたので貸してもらっちゃいました。

テーマが重いです。かなり。
強盗殺人犯の弟が味わう苦悩。読んでて辛くなります。
それでも弟は生きていく。絶望を超え、その先にあるものが幸せなのか、はたまた絶望なのか。暗闇の中を手探りのままで藻掻く。
井上夢人さんの解説も含めて、いろいろと考えさせられる、素晴らしい作品でした。


新釈 走れメロス 他四篇

森見登美彦ワールドにハマって抜けだせません。
スゴく面白い!原作を知ってる人も知らない人も、是非ご一読を!



2016年1月21日木曜日

有頂天家族

世にも楽しい小説です。
読んでるこっちは金閣・銀閣や弁天にイライラするんだけど、主人公にはそんな素振りもない。
究極の楽天家。だって「面白く生きる」がモットーの狸なんだもの。
狸と天狗と人間が入り乱れる、奇想天外な物語。

「面白きことは良きことなり」

オススメです!


2016年1月15日金曜日

天使の卵―エンジェルス・エッグ

パンチの無さが好き嫌い分かれそうです。
新しさがない王道中の王道な恋愛小説で、解説で村上龍さんが書いている通り、いい意味で凡庸です。
都合良く登場人物が次々と死に、次々と不幸を重ねていく様は、ちょっと笑っちゃいました。
読みやすいんですが、読み返す程でもないかなというのが正直な感想です。


2016年1月14日木曜日

太陽の塔

笑った!
すごく面白い!

夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話大系』が面白くて、しかも著者が同い年って事で変な親近感が湧いて、今じゃすっかりハマってます。
よりによってクリスマス頃に読み始めてしまったんだけど、個人的に、年末年始のわちゃわちゃの中で、この本の突き抜けた面白さと読後の清涼感が、心の救いとなりました。
大好きです、この作品。


2016年1月6日水曜日

新世界より

あ、年末に書いたまま放置してた。
ということで、あけましておめでとうございます。
今年も備忘録続けますのでよろしくです。

年末年始の図書館は、10冊を三週間も借りられるって事で、寝正月のお供に…と思い長編を。
けど、年末が来る前に、六日間で約一五〇〇頁を一気読みしちゃいました。
それくらい、すごく面白かった!読む手が止まらない!
読み終わっても気持ち良い余韻が残って、どっぷりハマった一週間でした。