2013年6月20日木曜日

暇と退屈の倫理学

はじめての哲学・倫理学。
すんごく難しかった。難しかったけど、すんごく面白かった。難しいけど超オススメ。

まずは、読み始めてすぐに呪文のような専門用語が目に飛び込んでくる。
これはなかなか手強い。読みきれるのかどうか不安になる。
しかし、難しい言葉の羅列でも、繰り返し繰り返し入る「おさらい」に、置いてきぼりにされる事もなく読み進めることが出来る。
逆に、この「おさらい」が入らなかったら、とっくに読むの諦めてたよ。
色々な哲学者や心理学者や考古学者や精神分析学者の言葉を紡ぎながら、「暇」と「退屈」について、そして、退屈に打ち勝つ術を身に付けることが出来る本。
好きな事をやってるのに「なんとなく退屈」と言う悩みを持っている人(ほとんどの人がそうだと思うけど)なら、一読の価値は十二分にあります。

読み終わった時には思わず感動した。心が暖かくなりホッとした気がした。
しばらくしたらまた読みたくなりそう。
良い本との出会いに感謝。

暇と退屈の倫理学暇と退屈の倫理学
(2011/10/18)
國分 功一郎

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